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TOUCH講演会に出席 [摂食・嚥下]

5月2日(土曜日)。大阪大学の舘村先生の講演会「第4回TOUCH摂食咀嚼嚥下基礎セミナー」に、山口県内の歯科衛生士さんたちと、出かけました。行きの新幹線では、摂食嚥下を含めた口腔ケアのこと、認知症・・・など、いろいろお話ができました。会場に早く到着しましたので、ROYAL HOTELのRIVER-SIDE TERRACEでランチをいただきました。ここは、リーズナブルなお値段で、おいしくいただけますよ。
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ところで、TOUCHの講演会ですが、いつも同じ内容ではなく、新しい情報、症例報告と内容はとても豊富です。TOUCHとは、限界なき口腔ケアと健康のための医療福祉団の英語の頭文字を連ねたものです。
講師の舘村先生は、早口ですが、わかりやすく丁寧にお話しされます。初めて聞かれる方も、よく理解できると思います。ぜひ、多くの方に聞いていただきたいと思います。
口腔ケアは、奥が深いことを痛感します。本当に、勉強になりました。
わたしたちの「やまぐち食介護ねっとワーク」も、TOUCHのような存在になればな~~。と思うのですが・・。
まだ、まだ勉強不足、まだ、まだ実践不足です。

食介護ねっとワーク定例会~認知症サポーター養成講座~ [摂食・嚥下]

29日、今年になって初めての食介護ねっとワークの定例会が、萩市福祉センターで行われました。「食介護」という言葉は聞きなれないかもしれませんが、福島県いわき市で歯科医院を開業されていた市川文裕先生によって、提言された造語です。開業されていたと書いたのは、もうこの市川先生は、この世にはおられないからです。先生は、亡くなる1年前に、山口にまで来ていただいて、摂食・嚥下や食事のこと、食介護について数時間にわたって講義をしていただきました。先生は、末期がんを患ってらっしゃるにもかかわらず、非常に熱っぽく私たちに指導してくださいました。また、萩市の行政を大変褒めてくださり、「先生、あの人たちだったら大丈夫だから、行政といっしょに、どんどん食介護を進めなさい!」と激励の言葉とともにたくさんの貴重な資料をいただきました。その後、山口にも食介護を勉強しようという気運が高まり、日赤の歯科衛生士の金子さんを中心として「やまぐち食介護ねっとワーク」ができあがりました。会員は、歯科衛生士、栄養士、をはじめ歯科医師も数名、そして今年から医師も加わることになりました。摂食・嚥下に熱心な都志見病院の村田先生です。本当に心強いです。
勉強してくると、いろんなことが浮かび上がってきました。そんな中で、「認知症」は避けて通れないことです。
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そこで、今回、萩市の包括支援センターと社協にお願いして、「認知症サポーター養成講座」を行っていただきました。内容は、認知症の基礎的な知識と、認知症の方への接し方等です。わたしの父も、認知症です。もっと早く知っておけばよかったな、彼の心にたくさん傷つけたな・・反省することが多くあります。入院中に付き添っていた時、看護師さんが夜の巡回時、おむつ交換で起こしたため、父が怒って暴れたことがあります。温和で人に決して暴力など奮わない父が、そんな風になりました。病気というものは、恐ろしいものです。看護師さんに殴りかかったので、私が父に手を上げてしまいました。「お前、おぼえとけよ!」と、私は父に怒鳴られました。あの時のことが、忘れられません。
今日は、正しい知識と接し方を学びました。これから、役に立てていきたいと思います。

食事ケアを見直そう! [摂食・嚥下]

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萩市の歯科医師会前理事の慰労会が、九州の小倉でありました。翌日は久々のフリーでした。20年来使用していた財布が、ボロボロになったので財布を購入し、そして本屋さんにも行きました。
介護専門職の総合雑誌「おはよう21」という雑誌が目に、とまりました。2009年4月増刊号の特集は「食事ケアを見直そう!」というタイトルでした。サブタイトルが、「最期まで口から食べるための知識と技術」とあります。
これは、買わないわけにはいきません。1230円です。
まさに、萩市がめざしていることです。内容は、基本的なことから、元気なお年寄り~ターミナル期へのかかわり方が、丁寧、かつ読みやすく書いてあります。また、デイサービスなどでの取り組みなど内容は豊富です。介護職の方にとっては、基本的なことばかりかもしれませんが、こういった本は基本的なことの整理ができることと、ところどころに書かれている、著者の気づき、アイデア、また説明の仕方など、勉強になることも、少なくはありません。
よく勉強になりました。ベテランの方も、初心者の方も参考になる本ですよ。

嚥下カンファレンス~脳血管疾患による口腔機能の変化 [摂食・嚥下]

昨日21日は、都志見病院での嚥下カンファレンスに出席しました。今週のVF,VEの症例検討に続き、最近読んだ論文紹介をします。
今週は、私の順番でしたので、「わかる!摂食・嚥下リハビリテーションⅠ評価法と対処法」という本から、東京医科歯科大学の植松教授が書かれている「加齢・疾患による口腔機能の変化」というところを読み、これに合わせて自分の診療室で行っている、脳血管障害後遺症者の口腔リハビリのビデオによる症例提示を行いました。
植松先生のお仕事によれば、脳血管障害後遺症者は、口唇の機能は衰えるばかりでなく、咀嚼筋においては麻痺側ばかりでなく健側の筋肉の断面積が減少して、ひいては口腔機能の減退が起こると記載されています。
そのため、慢性期になっても機能回復がおくれる結果になっているようです。なるべく早期に、できれば急性期から歯科が加わり口腔機能を維持する努力がなされなければならないということでした。
当医院の症例は、発病後2か月たってからのアプローチでしたが、MFTなどを含む口腔リハビリで2~3週間後には若干ですが機能回復が認められました。口唇機能が減退していたため、それまで好物だった、おそばやそうめんが食べられなかったのですが、すすることは、難しいようですが、食べる気になったことだけでも、私たちの成果があったのではないかと思ってます。!
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嚥下カンファレンス~山口看護協会報告~ [摂食・嚥下]

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火曜日は、都志見病院の嚥下カンファレンスです。今日は、山口看護協会教育研修会に出席された看護師さんによる研修会の報告と実習がありました。研修会での講師は東名厚木病院の看護部主事である小山珠美さんだったそうです。講師の先生の資料によると~口から食べられない人をゼロにしたいー摂食・嚥下の支援に私をかりたてるのは、「人間として尊厳ある医療を提供したい」との思いにほかなりません。そして「食べること」は病気に苦しむ患者さんに、生きる喜びと希望を与え、いのちに力をそそぐと確信しているからです。~という緒言で始まる論文に摂食・嚥下にかける小山さんの意気込みと熱意を感じました。出席された看護師さんも、口腔ケアに熱心な方です。摂食・嚥下に関して相当量のスライド、さらには嚥下食を試食する際に、嚥下通過音を聴診器を用いて聴く実習を行いました。また、水にとろみ剤を混ぜて粘調度を比較したり短時間に効率よく勉強できました。
DSC03326s.jpg(実習中の澤村先生・勉強熱心で感心します。)
看護師さんはよく勉強されてますね。都志見病院のレベルも、何年かまえに比較すると数段上がっているように思えます。都志見病院の嚥下チームは、すごいですよ。歯科医師会からも摂食・嚥下の勉強に熱心な先生も参加されました。歯科医師会も、がんばってついていかなくちゃなりません。
来週は、私が抄読をすることになってます。論文を読んでまとめなくてはなりません。
今日は、その後、歯科医師会ソフトボールの練習があるとのこと「出席してくださいね!」と、ある理事に言われたのでしたが・・・。幸か不幸か?雨でグラウンドコンディションが悪く今日は中止になりました。ほっとしました!
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