嚥下カンファレンス~脳血管疾患による口腔機能の変化 [摂食・嚥下]

昨日21日は、都志見病院での嚥下カンファレンスに出席しました。今週のVF,VEの症例検討に続き、最近読んだ論文紹介をします。
今週は、私の順番でしたので、「わかる!摂食・嚥下リハビリテーションⅠ評価法と対処法」という本から、東京医科歯科大学の植松教授が書かれている「加齢・疾患による口腔機能の変化」というところを読み、これに合わせて自分の診療室で行っている、脳血管障害後遺症者の口腔リハビリのビデオによる症例提示を行いました。
植松先生のお仕事によれば、脳血管障害後遺症者は、口唇の機能は衰えるばかりでなく、咀嚼筋においては麻痺側ばかりでなく健側の筋肉の断面積が減少して、ひいては口腔機能の減退が起こると記載されています。
そのため、慢性期になっても機能回復がおくれる結果になっているようです。なるべく早期に、できれば急性期から歯科が加わり口腔機能を維持する努力がなされなければならないということでした。
当医院の症例は、発病後2か月たってからのアプローチでしたが、MFTなどを含む口腔リハビリで2~3週間後には若干ですが機能回復が認められました。口唇機能が減退していたため、それまで好物だった、おそばやそうめんが食べられなかったのですが、すすることは、難しいようですが、食べる気になったことだけでも、私たちの成果があったのではないかと思ってます。!
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