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摂食咀嚼嚥下セミナーと病院歯科介護研究会に行く! [摂食・嚥下]

先週の土曜日に大阪へ舘村先生の摂食咀嚼嚥下セミナーに、また日曜日には岡山へ病院歯科介護研究会にでかけてきました。
食道がんや頭頸部がん手術後の合併症に口腔ケアが深く関わっているそうです。他にも、いろいろ学んで帰りました。有病者の方、高齢者の方への口腔ケアについて示唆に富んだ有意義な2日間でした。
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日本摂食嚥下リハビリテーション学会へ行く [摂食・嚥下]

先週、金曜日、土曜日と北海道札幌で開催されました日本摂食嚥下リハビリテーション学会に出かけてきました。

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会場が広すぎて、バスに乗って移動しなくてはいけません。また、同時に聞きたい講演があって・・。
なかなか、会場を探す間に、講演が終わっていたり・・。で、大変でした。
今回は、ポスタープレゼンテーションにエントリーしてましたので、ポスター会場で展示もしました。
今回の発表は、「末期がんの方への終末期の口腔ケア」に関する発表です。
在宅で過ごされていた方で、食欲不振で私たちに訪問歯科の依頼を、受けました。
義歯の修理と歯科衛生士による口腔ケアをすることで、数か月の命と思われていた患者さんが
半年近くも生きながらえて、しかも食事がおいしくいただけたという症例報告です。
以前、在宅医学会でも発表したのですが、今回は医科の先生から、カルテや血液検査のデータも
提供していただき、口腔ケアが医科的にもサポートできたという結果を報告できました。
発表に際し、多くの方から質問をいただきましたが、その多くは連携の困難さや、ご家族、ご本人の思いにどう対処したか?ということでした。

私は、これらのことは、すべてケアマネージャーにかかっている。と思ってます。
トータルヘルスプランナーとして、いかにケアマネがご家族の気持ちをくみ取るか?いかに医科と歯科、訪問看護を役立たせてくれるかにかかっているか?ということをお話しました。

とかく、病に伏せた方は、医師が中心となるのですが、ここではキャプテンはケアマネです。
このキャプテンによって、よい介護ができるか否かになるのです。

講演では、中標津総合歯科診療所の衛生士さん、函館の光銭歯科の衛生士さんのお二人の講演が会場の涙を誘うほどの素晴らしかったですね。

当院の衛生士さんも、参加しましたが
「学会に来て泣くなんて思ってもみなかった!感動しました!私も、在宅の方、もっとがんばらなくっちゃ!」と言ってました。
北海道まで行って、思わぬ元気をいただけて、よかったですね。
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食べなくても生きられる [摂食・嚥下]

菊ヶ浜の夕日.jpg7月25日の夜10時から、こんなタイトルでNHKで放映されました。
日本では「胃ろう」といって食事ができなくなった方への栄養補給として、胃に穴をあけて直接栄養を送る処置が急激に発展しています。現在、、約40万人の方が、この処置を施されているそうです。
この技術を、高齢者に対して行い画期的な延命効果をあげ、日本で「胃ろう」を普及させた国際医療福祉大学の鈴木医師は、今現在、「ただ、生かすことが、本当の患者さんのためになるのだろうか」という疑問を持っているようです。そして、「胃ろう」に対して、様々な意見を持つ医師に直接、会って議論するという形で番組は進行していきました。
「胃ろう」を選択したために、延命効果があったばかりでなく再び、口から食事を採れるようになった方。「胃ろう」にしたために、ただ生きながらえているだけの方。その状態を「自然な死を迎えられない状態」とみるか、「こんな状態でもいいから、生きていてほしいと願う家族」。
鈴木医師は、「平穏死」のすすめという本(この本は、高齢者に関わる方は読んでおかれるとよいでしょう)を書かれた石飛幸三さんのところにも、お話に行かれました。4062160145.jpg
石飛医師は、寿命が来ているときに、「胃ろう」をはじめとする経管栄養には、疑問を投げかけられています。鈴木医師も、同じ考えを述べられていました。
そして、鈴木医師は、自らとともに「胃ろう」を広めていった医師(お名前を忘れました)にも、面会されお話を伺います。その医師は、「胃ろう」による功を、語られました。

どう人間らしく生き、どう人間らしく死ねるのか?
非常に、困難な問題を提起するよい番組でした。

再放送があるといいですね。
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NHKクローズアップ現代御覧になりましたか? [摂食・嚥下]

3月4日に放送されました。NHKのクローズアップ現代・・・・。
今日のテーマは「長生きのカギは食最前線」でした。おっ、これやばい!と思い口腔ケア委員会の澤村先生、松隈先生に電話・・。「えっ、ほかの見てたから、すぐ見よう!」とお二人ともチャンネルを変えていただきました。また、包括の所長さんにも何回も電話するが・・つながらない!「会議かな~?」こんな時に通じないなんて・・!
ところで、番組ですが、まさに萩がやっていることそのものでした。多職種が関わり食事ができるようになった要介護の方の事例も萩では何件かあります!(もちろん記録写真やビデオもあります!)
また、介護予防事業も介護食も・・萩でやっていることそのものじゃないですか!
萩は萩の食材をつかった介護食を考えてます。また要介護の人のための萩焼の食器を考えてます。
やっぱり、私たちのやっていることは、まさに最前線です!
ところで、包括の所長さんは番組終了後、電話ががかってきました。
「先生何事?」
「何事じゃないよ!NHK見た?」
「先生、見た!!!見た!萩でやっちょることそのものじゃね!」
テレビに集中してたから、電話に出るのができなかったみたいでした。
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やっぱり舘村先生は、すごい! [摂食・嚥下]

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土曜日に大阪大学へ舘村先生のTOUCH摂食嚥下基礎セミナーに出席させていただきました。もう何度も伺ったお話なのに聞くたびに新鮮な感じがするのは・・。なぜかなと思ったのですが、自分の臨床が、やっと舘村先生のお仕事にリンクするところがでてきたからだと思いました。以前は、まるでわかってなかったのですね・・。否、わかった気がしていたのですね。
TOUCHも今回から一般社団法人になり、今後はもっと発展していくでしょう。ついていかねば、と思います。
舘村先生の講演は、愛情いっぱいにあふれてます。何回聞いても忘れますけど、何回聞いても感動します。
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山口摂食嚥下セミナー [摂食・嚥下]

「私が、お世話になっている歯医者さんで、相談したんですけど・・。先生興味がないみたいで・・。」とある方が質問なさいました。
昨日、朝早く萩を出発して宇部市のホテルで開催されました「山口摂食嚥下技術セミナー」に参加しました。講演者は、私の母校の口腔衛生学教室の教授の向井教授、准教授の弘中先生などです。向井先生は日本の摂食嚥下の第1人者とも言える方です。私は学生時代こってりと絞られました。ごあいさつしたら・・よ~く、おぼえてくださってました。
さて、冒頭の質問なんですが、向井先生の講演の後、フロアからある女性の方が質問されました。
本当に、そうなんです。山口県では、摂食嚥下に興味を持って取り組む歯科医師は、ほとんどいないのです。困っておられる方は、たくさんおられるのに・・・。(実際、こういった勉強会があることすら知らない歯科医は沢山・・というか、ほとんどだと思います。)
理由は、簡単です。お金にならないからです。やっぱりインプラントや審美を勉強した方が、経営的には楽になりますから・・・・。医科においても、美容整形が儲けがいいのと変わらないところもあると思うのです。

しかし、歯医者ばかりの責任にもできません。歯科の経営は本当に厳しい。これも、友人の先生から教えていただいたデータですが、昨年の歯科の日本平均の売上げに対して、医科の開業医は2.5倍、薬局は3倍以上の売り上げになるそうです。
歯周病などの慢性疾患で来院される方が多いのに、急性疾患と欠損補綴が中心の保険システム。歯周病の治療を一生懸命すればするほど、赤字になります。先日も汗びっしょりで1時間かけて行った歯周外科処置が1万円ちょっとしかならないのです。壊れた入れ歯を預かって修繕する方が、点数うがよかったりすることもあります。(こんなこと言うと、入れ歯の方の点数をさげられちゃいますね!)だから、わけのわからない水や、急に思い立った薬剤を使用して、歯周病が治ったとか、無菌化できたって騒ぐのかな?と思います。(素晴らしいお水は、保険診療では扱えないのですよ。毎回1万円近く費用がかかるのですよ!TVでは、こんなこと言わないですよね。)
「お金にならないから勉強しない。」というのも、医療に携わる者として恥ずかしいのですが、皆さんに、がんばっていっしょにやろう!とも、なかなか言えません。でも、お金になると優秀な先生は、あっという間に私なんぞは追い越してしまうでしょうけど・・・。そういった意味では、民主党に期待して摂食嚥下の保険点数が上がると、みなさん、どんどん勉強して、困った患者さんが救われてくるでしょうね。

あの会場には、おそらく講演された向井先生、弘中先生の他は、歯科医師は私だけだったかもしれません・・。申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。ずっと、下をむいてました。本当に情けなかったです。すいません!

第15回日本摂食嚥下リハビリテーション学会に参加して [摂食・嚥下]

8月28日から開催された日本摂食嚥下リハビリテーション学会とポストコングレスセミナーに参加しました。萩市からは、都志見病院の村田先生はじめ言語聴覚士のスタッフの方々、歯科医師会からは私と澤村先生が参加しました。今回は、都志見病院からは3題発表されました。摂食嚥下の学会は、まだ他の学会から比べて歴史も浅いのでポスターセッションでも、まだまだ基本的な症例報告などが多いのですが、都志見病院の発表は、非常にレベルの高い最先端のお仕事だと思いました。こんな山陰の片田舎でも、日本の中でも進んだ治療を試みていらっしゃいます。嚥下カンファレンスでいつも勉強させていただいたおかげで、基礎的なことはよく理解できました。都志見病院のリハビリテーションのスタッフの方々には感謝してます。学会の打ち上げも楽しく過ごせました。
今回、私たちは、学会のポスターセッション・シンポジウム・市民公開講座・そしてポストコングレスセミナーに参加しました。こんなに充実して学んだ学会は久しぶりでした。今後の臨床に生かしたいと思います。

「摂食・嚥下障害のキュアとケア」という本 [摂食・嚥下]

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凄い本がでました。私が尊敬する舘村卓先生が書かれた本です。臨床的な口腔生理学に基づいて書かれているのですが・・・。非常に丁寧に書かれており理屈にあった、まさに臨床的な本です。
摂食・嚥下にかかわっている歯科医師、歯科衛生士はもとより、言語聴覚士、リハ医、いやいや、もっと多くの方にぜひ読んでいただきたいな!と思ってます。
内容は、難しいこと、何となく教科書的にやっていたことが、生理学を基本とした解説で本当に納得だできることが多く書かれています。ありがたい本です。ところどころにちりばめられたNOTEが、また、ためになります。
専門書なのに、ちょっとした新書版の本を、はるかに凌ぐ面白さです。
専門書にしては、比較的安価の4200円です。(普通の本よりは、高いですが・・・)これは、多くの人に読んでいただきたいという著者の気持ちかな!?


チームアプローチについて [摂食・嚥下]

今日は火曜日、嚥下カンファレンスに出席しました。今日は「東北大学のNST活動でわかったこと」という演題でPCを使って音声とパワーポイントで講演を聞きました。演者の宮田?先生は2003年よりはじまったNST活動を通してBUN(血中尿素窒素)が栄養の指標になること、体重は理想体重より通常体重を、そしてその増減に注目すること、必要量を計測して不足量を数値で表す、また主治医の気持ちを大切にするなど・・・、たくさんの示唆を与えていただきました。それにNST活動は、チームアプローチが重要であることがよくわかりました[パンチ]
そして、恒例の「今週のVF」で、遂にわれわれ口腔ケアチームとのコラボ症例が発表されました。歯科のパラトグラムを利用した義歯の改善により、困難だった自由嚥下が見事に改善されていました。
良い結果がでれば、またがんばってみたいものです。
私は、大学時代にサッカー部[サッカー]に所属していました関係上、チームで仕事をすることが大好きです。
介護予防でも地域の包括支援センターや社協とチームを組んで仕事をして楽しかった。診療室でも、衛生士さんとチームを組んで、歯周病治療や咬合治療に取り組んでますし・・・ね!
また、頼もしい嚥下チームができました。[パンチ]とても、うれしいですね!
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嚥下カンファレンス~動画診断で考えること~ [摂食・嚥下]

毎週火曜日は都志見病院での嚥下カンファレンスに参加してます。今回は仮性球麻痺の患者さんでPAPが必要ではないか?とういう症例報告がありました。そこで、わが歯科医師会の口腔ケアチーム(澤村、門田両先生と私)が来週都志見病院に出かけて、VFで診断しながら、旧義歯の改造によってPAPを制作してみることになりました。
歯科では、静止画でケースプレゼンテーションすることが多いのですが、やはり機能評価は動画ですね。しかも、PCの発達や、手軽な動画撮影のできるカメラやビデオのおかげで、機能検査の診断力も格段に上がりました。
私の医院でも、歯科の機能評価には、CADIAXといってPCに接続して顎機能の評価を行ってきましたが、最近ではビデオ撮影によって評価することが多くなってきました。動画による機能診断は、ますます必要になってくるし、非常に役立ってます。[ひらめき]
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