医者の一言 [診療日誌]

ある患者さんのお話です。その方は、今年の初めに糖尿病であることがわかりました。
お医者様で血糖値を計測したところ、Hba1cという数値が11.6%だったそうです。
これは、まずい!!
患者さんは、本屋で多くの本を購入し、猛勉強。努力して服薬指導に忠実に従い、食生活の見直しをしました。
その結果、わずか半年で数値は6.8%にまで低下させることができました。
正常値へは、あともう少しです。
Hba1cを1%下げるのも、結構大変だと聞きます。

お医者様からは、当然「よくがんばりましたね!これからも、がんばって正常値をめざしましょう!」
と言うお言葉をいただけるはずだったのに・・・・。
img058.jpg

患者さんが言った一言に「秋になったので、食欲が増してきました。!」
先生は「それは、まずいですね!!」と返答されたそうです。

糖尿病も歯周病も、慢性疾患です。コントロールには、患者さん自身の相当な努力が必要です。
心ない医者の一言に、患者さんは大きく傷ついているのです。
私も、歯科医師のはしくれですが、言葉には十分注意しなくてはと反省させられました。
ハロウィンDSC04352.jpg

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 2

徳さん

治療は出来ても「言葉」で傷つく。ちょっとした言葉遣いが相手にとっては大変なダメージになるものですね。私も長年教師をしてきましたが今反省しきりです。一体どれだけの児童が傷ついたかと思うと・・・・・。
by 徳さん (2011-10-07 09:42) 

なんちゃん

徳さん
本当に、何気ない一言で、傷つけているのですね。
反省しても、また・・・繰り返すかもしれませんが、反省することは
大切ですね。
いつもコメントありがとうございます。
by なんちゃん (2011-10-07 12:22) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。