よい歯のコンクール [診療日誌]

毎年恒例の歯科医師会の仕事の中でも、一番の仕事です。
正式には「歯の健康優良児選抜審査会」ですが・・。
昨年のこのブログにも書いたように、生まれもってきた自分の性質?器質?を評価するようなこういった
事業は、個人的にはあまりよいことではないような気がするのです。
だったら、「よい目のコンテスト」とか「よい血液のコンテスト」なんかがあってもいい気がするのですが・・。

でも、私は主催者の中でも先頭に立って、やらなくてはならない専務理事だし公衆衛生の理事ですから・・・。

今年は、それでも、すごくよいことがありました。まず、第1点は日ごろ歯科医師会の活動に参加されない先生が今年は審査委員になっていただけたこと。
そしてもう一つは、総合支援学校といって障害を持つ学生さんが行かれてる学校から、この審査会に推薦された生徒さんがいたことです。障害をもった生徒さんは、なかなかお口のほうまで手が回らなくて、ご家族や学校でも健康なお口をもつ生徒さんはまれです。そして、その生徒さんはどうどうと優秀賞に選ばれました。
関係された学校の先生やご家族、そして校医の先生が大切に生徒さんに対応されたこと、また審査委員の先生も「よくここまで歯を大切にしたね。」と一言あったこと、とてもよかったと思います。
とても、あたたかい雰囲気が流れてました。
立派に表彰式にも出席していただきました。
いいことも、あるのですね。
うれしくなりました。
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Henry

障害をもった生徒さんのケアーは大変でしょうね。
それをうまく行っていると言うことは根気がいるでしょうし、実行するまで頑張った先生方の努力を感じます。
いい話ですね。
ありがとうございます。
by Henry (2010-06-04 05:38) 

なんちゃん

「障害を障害としてみる、ハンディとしてみる」ようでは
医療従事者としては、半人前だそうです。
ならば、どうみるか?
「個性としてみるそうです。」
まだ、まだ私は未熟者です。
介護も、上から目線で助けてあげようという気持ちだと
自分に余裕がないとできないという発想になります。
だからいつになってもできないという言い訳につながります。
そういった個性をもった方となれば、また違う対応になるのかもしれません。
でも、いい話ですよね。
by なんちゃん (2010-06-05 12:16) 

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