学校歯科検診が終わって [診療日誌]
学校歯科検診が終わる5月末から6月になると小学生や中学生の患者さんが増えてきます。
水曜日の午後は、学校が早く終わるので当院も小児歯科専門になったように子供たちの予約でいっぱいになります。診療室に来る子供たちは、みんなかわいくって、元気いっぱいです。
こんなかわいい子供たちが、大きくなると、男の子はひげが生えて無口になり、女の子は大人の冗談も馬鹿にするように小憎らしくなっていきます。
開業当初は、虫歯が多くていつも治療は、夏休みまで通院が必要でしたが
最近は虫歯はあっても数本で、しかも簡単に終わってしまいます。
コミニュケーションをとるまでもなく、終わってしまう子供たちが多くなりました。
学校で行っているフッ素洗口の効果の賜物でしょう。
しかし、虫歯が多い子も、いないわけではありません。
2歳のころから通っているリエちゃん(仮名)。やさしいおばあちゃんに、もらったお菓子で乳歯が見事に虫歯だらけ・・・。最近、やっと歯科医にも慣れてきて、「この前、水族館に行ったよ!」とかいろいろ話をしてくれます。
「わたし、猫や犬好きなんだけど、アレルギーなの!」と話してくれました。
虫歯のせいで歯茎が腫れたら、抗生物質は気をつけたほうがいいな!と子供たちとの話の中で、情報がつかめることもあります。
リエちゃんのおにいちゃんが、学校検診があって当院に受診しました。おにいちゃんは、リエちゃんと違って、虫歯はないのですが、歯肉炎といって歯茎の周囲に炎症があります。
小学生の高学年や中学生になると、ホルモンの関係や、親離れすることでブラッシングが、いい加減になり歯茎に炎症のある生徒さんが多くなります。衛生士さんが、ブラッシング指導をします。
「わかった?こういう方法で磨いてごらん。」
最近はいいですね。丁寧に衛生士さんが教えてくれます。私たちが子供のころに衛生士さんからブラッシング指導を受けた記憶がありません。
すると、リエちゃんが「おにいちゃん、ぜんぜん歯ブラシしてないよ!」と、そっと教えてくれました。
ここの歯医者に長く通って歯ブラシは、教えてもらっているので、私のほうが先輩だとでもいうような口ぶりです。
おにいちゃんは「リエ!お前の見てないところで、ちゃんと、磨いとるもん!」
と、いばって反論しましたが・・・・。本当ですかね?
(写真は、今年植えたロベリアとひな草です。)
お花本当にきれいですね!お花と同様、子供達も本当に素直で可愛いですね!微笑ましいブログ内容に癒されました。
by ハワイの佐和子 (2010-05-29 04:05)
心が和みます・・。
by 宮田です (2010-05-29 19:25)
いつもは高齢者の多い診療室ですが、
この時期になると、子供たちがたくさん来院するので、元気をもらえます。
by なんちゃん (2010-05-30 15:08)