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「犬の散歩に行ってくるね!」と言って・・・ [末期がん]

ハワイに行ったら、ワイキキトロリーというバスがあります。
その、前面にかわいいイラストが描かれています。
その作者、何を隠そう私の妹の旦那さん。松野秀和氏です。DSC03743hidesanns.jpg

彼は、昨年末期の肺がんを宣告されました。
そして自宅で、病気と向き合いながら、いろんな治療を行いながら穏やかな生活を送っていました。
ベットでの生活ではなく、その日も、日本へ帰るお友達を、空港に見送りに行ったり、いつもと変わりない生活だったそうです。
夕食後、愛犬を連れて散歩に出かけたっきり、帰らぬ人となりました。
どうも、心肺停止の状態で倒れていたようです。

享年54歳。
まだまだ、若いのに、まだまだ、やるべきことがあっただろうに・・・・。

わたしは、昨年、ハワイにお見舞いに行ったのが、最後になりました。ホノルル空港の出発カウンターで手を振ったのが、忘れられません。
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緩和ケア公開講座に参加して [末期がん]

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先日の日曜日、上記のような公開講座に参加してまいりました。基調講演をされた山崎先生は、おだやかな口調で語りかけるようにお話になりました。特に患者さんのスピリチャリティについてのお話を中心にお話されました。壇上からでなく会場に降りて参加者と対話しながらの講演をされました。あぁ、こんなお医者さまもいらっしゃるのだな~。
私のような、攻撃的な口調での講演は、だめだな~~と思いました。
WHO方式、余命1月は訪問介護を無制限にする、在宅末期がんの患者さんの介護は、要介護2からのスタートにするなど、知らなかった知識や提言などを頂きました。非常に多くのことを教えていただきました。
また、シンポジウムは山口県で活躍されている3名のシンポジストにお話をいただきました。先日お知り合いになれた訪問看護師の岡藤さんのお話は、すばらしかったですね。控え目なお話の中に、医療人として大切なことばがこめられていました。こんな人に看取られるとうれしいだろうな~と思いました。
しかし、私の周りには、若くして癌になり緩和ケアというより、癌と戦うという人が少なくありません。
どう、心穏やかに過ごしていっていただくのか?非常に難しいのです。「癌になるほど長生きしましたね。」とは言えないですものね。
だって、こんな長寿社会になって癌で命を奪われるなんて考えられないです。これから、人生もうひと花咲かせよう、否、もっともっと人生を楽しもうという年代ですから・・・。若くして癌になった方は、やっぱり闘って、勝利してほしいと思うので、「がんばりましょう!負けないで!」というような声をかけてあげたり、本人が喜ぶような何かを企画してあげるのがいいのかな・・と思うのですが・・。どう思います?
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癌に負けるな!ハワイにお見舞いに行く!後編 [末期がん]

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常夏の島、ハワイではきれいな花が咲いています。自宅でこんなきれいな花が見られるなんて幸せだな・・。
だけど、現実の生活はハワイであろうが、日本であろうが、厳しいのです。
末期がんのお話をします。
「一日一生」。昨日お昼のTVで余命一か月と宣告された女医さんの言葉。
「癌による死の恐怖より、やらなきゃいけないことがあって、そっちの方が上回っているから・・。」というお話。
そうだな、神様がもしいるとすれば、やらなきゃいけないことがあれば、精一杯やらせてくれるし、そうすることが
生きるエネルギーになるのですね。一日一日を大切に、生きようと思います。

自分のことになりますが、私の超過密な今週のスケジュールを書いてみます。
旭村のケアマネさんのお願いで、昨日は診療が終わってから訪問診療に行きました。夜は、その後日曜日にある中国地区歯科医学会の発表準備。この学会では、シンポジストとしても呼ばれています。私はシンポジストは、嫌なんです。どうしても、自分のペースにならないので,ぶっちょずらをして機嫌が悪そうなのです。でも、あの誤嚥性肺炎と口腔ケアの関連性について有名な発表をされた静岡の米山先生と、同じ席につけるなんて・・。感激です。今日の嚥下カンファレンスで予演会をします。そして、明日夜ははまた旭村へ・・。
そうそう、介護認定審査会の予習もあるし、木曜日は診療の合間に介護の方への講話・・。
今週は、先週まで遊んだつけが、回ってきてますね。
まぁ、お願いしてくださる方が、本気で頼んでくださるのでそれには、答えなければなりません。
でも、何もかもほっぽり出して、どこかへ行くのは、いいですね!勇気100倍でがんばれますから!
私の元気の源は、すぐ忘れることと、ハワイかもしれませんね。

DSC03793ブーゲンビレア.jpgDSC_0170goodbyhawaii.jpg最後に、妹夫婦の自宅近くのブーゲンビレアというお花とハワイのホノルル空港のJALカウンター前での記念撮影!また、来年もみんな揃ってこの写真が撮れるといいですね。
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癌に負けるな!ハワイへお見舞いに行く!前編 [末期がん]

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末期がんにも関わらず、がんばっている妹の旦那を激励するために、ハワイに行って来ました。関西空港に到着するなり、若い女の子に取り囲まれました。・・小さすぎる・・!20歳くらいの女の子だといいのだけど、友人のお子様と、空港で知り合ったブラジルへ行くお子様と・・。
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ハワイ到着後に、家族と面会。以外に元気そうだが・・。火山灰による空気の汚れと、もともとある喘息の影響か?
咳が止まらない様子でした。本当に苦しそうでしたが・・。こんなひょうきんな顔をしてくれるのですが、大変だなと思いました。
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家族も、心配ですが、遠くから来てくれた親類をあたたかく迎えてくれました。自然食に切り替えていたようですが、たまには、外食ということで、御鮨屋さんへ。カハラにあるカハラ寿司は、とてもおいしかったですよ。
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夕食後、姪っ子がロスで勉強してきたグラフィックの作品を見せてくれました。来年は、大学へ進学。メインランド(本土)への進学を希望しているみたいです。お父さん大変だけど、何とか進学させてあげたいものです。
だって、上の作品は、すごく才能があるように私には見えます。
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翌日は、カピオラニ公園で、「気」のレクチャーを受けました。確かに、大きな木の下で、勢いよく息を吸って吐けば、「気」があるような感じがしますし、身体が浄化されるような気がします。
西洋医学を学んだ私としては、すべてを受け入れることは、できませんが、彼がよくなることであれば・・・。と思います。
西洋医学のよいところと、東洋医学のよいところが融合できれば、いいのですけどね。
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癌の治療費の話 [末期がん]

「先生は知らないと思うけど・・、私は月に抗がん剤治療費が6万円かかりますよ。」診療室でのお話です。
虫歯の治療をしているときに、患者さんがお話になりました。
「そのお金が払えなくなると、私は生きてはいけなくなりますけどね。」と、けろっとしてお話しされるのです。
「食生活が癌の原因になることは・・。思い出せばありますよ。でも、家計をやりくりしていると、お魚よりお肉の方が安かったりして・・、野菜やくだものも主人や子供たちにたっぷりあげてました。」
主婦は命をかけているのですね・・・。
何気ない一言からはじまった患者さんとのお話が、ひとつまたひとつ勉強になります。

友人の奥様が、やはり癌が発症して、手術費は4万点(金額で40万円),そのあとの抗がん剤が1万5千点(15万円)かかるそうです。もちろん、その3割を負担することになるのですが・・。
彼が言うには、あんなに病院スタッフを動員して決死の手術をして、たった40万円・・。そのあとの薬が投与するだけで、15万円とは・・!?なんかおかしい!と言ってました。誰が、儲けているのですか?

抗がん剤治療を拒否して、「気」の治療をして病変の状態を確認するために、主治医を訪れたところ・・
「君は、いったい何しに来たの?」と言われたそうです。これは、医療の進んでいるアメリカでの話・・。

身近な人が、癌になることが多くなりました。また、そんな年代になりました。いろんなことが、わかってきます。
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末期がんを「気」で治す! [末期がん]

私の妹の旦那さんは、Hawaiiに在住しているグラフィック・デザイナーです。Hawaiiに行かれてワイキキトロリーに乗車されたときに、正面のロゴマークを憶えている方も、少なくはないはず。
そのロゴマークをデザインした人です。その彼が、53歳にして肺がん(彼には、喘息の既往歴はあるが全く喫煙習慣などない・・)から骨へと転移している末期がんと診断されたのです。
すごいのは、そのことには全く気も動転せずに、抗がん剤治療を受けずにミシガンの新倉先生というところに行き「気」の治療をはじめました。端くれとは言え、医学を学んだ者の一人として、抗がん剤治療を受けなさいというのが、本当なのですが・・。彼の前向きな姿にびっくりしています。詳しく知りたい方はhttp://kidenaosu.blog47.fc2.com/blog-entry-1.htmlにアクセスしてみてください。
ひょっとしたら、治るんじゃないか?という気がするのです。よくなってほしい!という気持ちがそう言わせてるのかもしれないが・・・。頑張ってほしいのです。
私は歯周病治療を専門とする歯科医師です。癌に比較すれば深刻さの程度は異なりますが、患者さんによって大きく治り方が異なっているのも事実です。専門医がこんなこと言うと、学会からお叱りを受けるかもしれませんが・・。
病気は、患者さんの気持ち次第で全く異なる経過をたどることが多いのです。歯肉がどんどん治っていく方と、治らない方の違いは患者さんの病気に対する取り組み方にもよるのでしょう。信じられないことが、少なくないのです。
おそらく、免疫担当細胞の活性化が起こるのでしょう。身体とは、結構そんなものかもしれません。
彼が、生きる活力が出てきて、臨床的にはがんが存在しても、末永く生きていけること、がんがおとなしくしていることを望んでいます。そして、楽しい人生を過ごしてほしいものです。
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