「今日も旅ゆくⅠ」 ドナウの星ーブダペスト [旅]

患者さんのヨーロッパの旅日誌の第3回目。

「先生!、この旅日記楽しみにしているのですが・・・。」と、言われました。
「更新が遅れてませんか?」
楽しみにされている方が、少なくないですね。

それでは、第3回目をお届けします。今回は、ハンガリーのブダペストです。

ドナウの星 ブダペスト ウィーンを発ったユーロシティは山ひとつ無い長閑な田園風景を車窓に留め、4時間後ブダペストのキャラティ駅に着く。ドナウの星とうたわれるだけあって美しい街である。ホテルが少ないので”IBUSZ”が一般住宅を紹介してくれる。 幸い私はドナウの右岸ブダ地区のしかも川に面した民家を宿にする事ができた。各々十畳くらいの二部屋。老夫妻のみの暮らしである。部屋代は350Fo(フォリント=700円)部屋には蔵書がぎっしり。退職教師の感じ。訊ねてみるとやはりその通り。もともとハンガリー人はマジャールの子孫でアジア系なので肌色も私と変わらない。フウフとも朴訥な人柄で穏やか。 「エリザベート・ヤンス」奥さんの名前である。土産として主人に太陽電池の計算器、奥さんに扇子を差し出す。大きなゼスチャーで子供のように喜んで呉れる。img082.jpg ワルシャワ条約機構にあっても民主化が最も進んでいる此処ハンガリーの物価の安さはケチケチ旅行の私には有り難い。隣のオーストリアに比べて物価は十分の一。地下鉄・トラムー5フォリント=10円、バスー12円、桜んぼ一山ー20円食事も150円出せば腹一杯。共産圏にありながらチェコと異なり物は豊富で、自由陣営に近い人々の暮らし。街も活気に溢れている。ただドナウの水が黄色く濁っているのが興覚め。”青きドナウ”はいつの日のことか。ドナウimg083.jpg大道芸をやっているジプシーの姿は何故かもの悲しい。取りまく群衆の笑いの影に潜む嘆きを誰が知ろう。今日は東、明日は西へと漂泊(さすら)う今の私もジプシーかボヘミアンであろう。ハンガリーimg083.jpg
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