考える人 [介護]

季刊誌の「考える人」という雑誌が、好きで昨年から本屋に行っては買ってきてながめています。
ながめているというのは、1ページ目から読んでないということで、パラパラっとめくっておもしろそうだな!
というところを、読むことにしているからです。診療の合間に院長室で、パラッと読むのにふさわしい
コラムが満載です。
最新号は、聖書の話だったけど、今回紹介すのは2009年、昨年の秋号です。

大貫妙子さんというミュージシャンが、毎回ちょとしたエッセイを書かれてます。彼女の歌は聞いたことがある程度で、多くは知りませんが・・。ついつい、文章を読んでしまいました。
題名は私の暮らしかたの第16回目のお話で「親と歩く」という副題です。
年老いたご両親と暮らすなかでの、いろいろな言葉が、よくわかります。
彼女曰く「老いは、なだらかな放物線を描くように死へむかっていくものなのだろうと思っていたが、どうもそうではないようだ。」とか「年寄り=介護。何故世の中はそうなのか。そう考えるのか。老いてこそ人としてのプライドを傷つけられることに敏感になっていくのが何故わからないのか。」など、など
散歩をされるお母様が、散歩の途中にかならず犬に声をかける。犬も喜ぶし、猫にも声をかける。
「鋭角に切り込んでいく娘の言葉より、動物たちは理屈抜きで心を弛めてくれるにちがいない・・・。どんな動物たちも後期高齢者などという顔でみないのだし。」
私たちが、思う高齢者の人への誤解、偏見、でもやっぱり元気でそばにいてほしい・・。
いろんな気持ちが、書かれていました。
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ヘンリ

人は魂のかぶり物。
かたちはどうあれ、中身がどうであるかが大事みたいです。
犬も猫もその人の本当の姿を見る事ができるのでしょうね。
ハワイへ帰ったら「ぼくのこと嫌い?」ってコロに聞いてみます。
by ヘンリ (2010-05-19 14:00) 

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