平穏死のすすめ [介護]
三枝成彰氏絶賛!
延命治療の限界 安らかな「看取り」を考える
「特養」(特別養護老人ホーム)常勤配置医が初めて提言
特別養護老人ホーム。略して「特養」と一般には言われてます。この特養に常勤で働く医師は、多くはありません。
著者の石飛先生は、特養で常勤配置医として働く希有な医師です。この特養に入所する高齢者の方の死を通して、日本における病気を持つ方の最期について様々な示唆を提示してくれる本です。
父の四十九日に本屋に行って導かれるように書棚にあるこの本に手が伸びました。
本当は、父は今年の1月ではなく数年前に亡くなっているのが、普通に平穏に亡くなることができたのかもしれない。経鼻経管栄養で無理に生きさせていたとしたら・・・・。いろいろ考えさせられる本です。
この本のサブタイトルは、口から食べられなくなったらどうするか?ともありました。
人間らしい、この人らしい死とは、何か?少し考えて「口腔ケア」も考えなおさなくてはなりませんね。
是非、ご一読を!
2010-02-24 02:23
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コメント(4)
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色んな本読んでますね。こちらではあまり日本の本が手に入らないこともあるし寝しなに本を読んでいるのに疲れて本が睡眠薬の様になってしまっています。
口からものが食べれなくなるのは本当に辛いですね。秀さんも入院している1週間は薬の副作用でほとんど何も食べれなくて見ていて本当にしんどそうでした。元気な時は普通に美味しく食事が出来てそれが普通になっているのに病気になって初めて普通に食事が出来る事のありがたさに気がつきました。早く皆で楽しく食事出来る様になればいのですが....
by ハワイの佐和子 (2010-02-25 05:44)
コメントありがとうございます。
私が読んだ後、母が読みました。自分たちの経験したことが手に取るようにわかったと言っていました。
私たちは85歳まで生きるとして9万回以上の食事をしているのですが、1回1回を大切にしたいですね。
by なんちゃん (2010-02-25 19:03)
そうですね。私も無理やり生かされて、苦しいから死なせてくれと懇願する私の祖母(秀和さんの祖母)を見ていましたので、母の時は点滴等無理に延命しないで欲しいと本人が言っています。とDr.に伝えたら、数日後アイスクリームが最後の食事で他界しました。あれが延命装置を一旦取り付けていたら・・・と思うとぞっとします。歯科治療費が100万円掛かっても、9万分の100万円なのに・・野生の動物は歯が無くなったら即 死が当たり前ですよね。
by Emitan (2010-02-26 07:53)
Emitanさん
ようこそ。コメントどうもありがとうございます。
この本は、私たちは延命治療は必要ないよ!と言っているのに、無理に生かされている日本の現状を、非常に丁寧な考察を加えて記載されてます。
こうせざるを得ない社会、法律・・・について国民みんなで考える必要があります。
by なんちゃん (2010-02-26 19:10)