中国地区歯科医学会に出席 [学会]

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10月25日に広島で開催された中国地区歯科医学会に参加してきました。私は山口県代表で「歯科従事者のいない急性期病院と歯科医師会の連携による摂食・嚥下障害へのアプローチ」という演題で発表させていただきました。
実は、この学会に静岡県の米山先生の講演があることの方が、私にとって、もっと大切だったのです。口腔ケアが誤嚥性肺炎の予防につながることを、私の知る限り世界で初めて発表された先生です。高齢化率の高い私たち萩市の高齢者の方たちに大切なお話をたくさんしてくださいました。先生のひたむきな診療に、本当に心を打たれました。
私の診療室の衛生士さんも、米山先生の大ファンで先生の症例発表で涙を流して感動しておりました。
先生の講演の後にシンポジウムが行われたのですが・・。なんと、私も壇上に上がることになりました。
シンポジストは過去に3回ほどお引受けしたことがあるのですが・・・。ぶっちょう顔して、皆さんにご迷惑をおかけするのでシンポジストは、できれば御遠慮したかったのですが・・・。なんとか、無難にこなせたと思います。
訪問歯科診療のこと、食事をお口から摂取していただくのは歯科医師にとって大切な仕事であることを訴えることが少しはできたのではないかと思います。
今晩のNHKのクローズアップ現代でも(私がこれまた大ファンの辰巳芳子さんがコメンテーターでした。)食の大切さを放送していましたね。ご覧になった方も少なくはないはずです。管理栄養士さんが、立派にお口から食事ができるように回復した症例や大阪大学の歯学部の試みなど、また一方では御菓子が食事になっている若者の姿など、いろいろ考えさせられました。口から食べることって、本当に大切ですよね。
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コメント 2

ハワイの佐和子です

 皆の前でお話するのは大変な事ですね。緊張してなかなか思ったようにいかないものです。お疲れさまでした。
 食の大切さは毎日家族の食事を作っていて感じる事です。現代社会は核家族になり家族そろっての食事もままならない状態です。私が小さい頃は大家族でみんなで楽しく団をとっていましたね!年寄りの好きそうなものばかりでハンバーグやスパゲティーは夕食には出ませんでした。海外に住んでいるとそんなラフな食生活になりがちですけど工夫して色んな物を子供達に食べさせたいです。私の大好きな栗原はるみさんは、海外にいるからこそその地の食材を使って知恵を働かせる事が出来ます。自分で一からやらなくてはいけない、そこでまた新しいレシピが生まれますって言ってました。その通りだと思います。いつも彼女の前向きな考え方に賛同します。長くなりました。またメールします。お仕事頑張って!
by ハワイの佐和子です (2009-11-01 02:59) 

なんちゃん

コメントありがとう。
あんまり緊張はしなくなりました。ただ、いい加減なことしか言えないので本当は、シンポジストなんてのは無理なんです。
ハワイで食べた手料理は、レストランよりもおいしかったよ!本当に!
臨床では、口から食べれるのに間違って診断されて口から食べれない人。めんどくさいから、お菓子を食事いしているお年寄り・・・。歯科で気がつくことがあれば、伝えてあげたいものです。
by なんちゃん (2009-11-02 12:30) 

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